本棚の整理

どこの会社受けたかわかってしまうけど、このまえおみやげにもらった本。
選考には落ちた自信がありすぎるが、この本を読んで受けた甲斐があったとおもった。


これに興味があったのは、「本は目的をもって読むものか?」というような項目があったから。(正確な名前じゃないけど。)

昔、とある外資人材系コンサルティングファームの面接で、若手とし、その後シニアとし、これを通過すれば最終というときに出てきたシニアのおじさんと話していたときのこと。
話題が本になって、最近読んでいる本はと聞かれて、かばんのなかに2,3冊はいっていたけれど、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義」といういちばん頭よさそうにみえる本の名前を伝えた。すると、かれは私にこう聞いた。

「その本を読む目的は?」

ぼくは、ぽか〜んとしてしまったのを覚えている。
単純に本を選ぶときに読んでみたいと思ったから買ったわけで、これに明確な目的があったわけではないし、そもそも目的が必要だなんておもってなかったからだ。

それで、困った顔をしている顔をみてかれは喜びをあらわすように勝ち誇った顔をして、そんな明確な目的なんてない、と素直に答えたら、それで選考はおわりにされてしまった。

しかし、上記の本を読んで、成毛さんも自分よりの考え方をもっていることがわかり救われた気がした。
それなら、そもそもあんなふうにしか考えられないようなひとがいる会社にいかなくてよかったともおもった。

要は、本のアップの仕方がわかったから、書いてみたかったわけだということだ笑

にしても、そのひとの本棚をみればそのひとのひととなりがよくわかるというが、帰国して一番に辟易としたことは、自分の本棚のしょぼさだ。
ある本、ほとんど捨ててしまいたいとおもうくらいの内容で、羊とともに暮らしてきた自分とは遠く隔てられた空間がそこに広がっていた。
これからはちゃんと本棚をいい感じにかえていこう。